柳瀬重朝さんの文字ケ関人形【門司が関人形】元祖ゆるキャラ勢ぞろい

門司が関(文字ケ関)の土人形は、 門司が関(文字ケ関)の柳瀬重朝さんの手によって生み出されてきた小さな玩具でした。残念ながら廃絶してしまいましたが、未だに人気の衰えをみせません。

作者であった柳瀬重朝さんの作品はしんこ細工よりヒントを得たという親指位の小さな手捻りによる作品が主流でした。また、それに施された彩色や描かれた顔の表情には、一目でそれと判る特徴がある可愛らしものでした。

今回は『 柳瀬重朝によって創作され生み出され続けてきた小さな手びねりの玩具、文字ケ関人形』についてのお話です。

おまけとして生まれた小さな人形

第二次世界大戦後、戦地より復員してきた「柳瀬重朝」さんは混乱期の中、子供たちに特製の石鹸水(シャボン玉水)を売り歩く仕事を始められたそうです。

そんな子供たちにオマケとして何かつけてやりたいという想いから生まれたのがこの小さな文字が関人形です。

今、考えると何とも贅沢なオマケですよね。当時の子供たちも喜んだことでしょうね。

七輪の火に金網をのせて素焼きにしてから水彩絵の具で彩色するという簡素な作りでしたが、やがてシャボン玉よりも人気が集まりだしていきます。

当時は民芸品ブームの真っただ中。そんな柳瀨さんの作る小さな作品たちも、郷土研究家諸氏の目にも留まるようになっていきました。

そして、八幡の郷土史家であった境忠二郎氏によって「門司ヶ関(文字ヶ関)人形」と命名され、北九州の郷土玩具として知れ渡っていきました。

昭和56年(1981年)に、制作者の柳瀬さんには後継者がいないまま亡くなられ廃絶してしまうまでコレクターたちに愛され続けてきました。

現在は、復刻されて新しい門司が関の人形があるようです。雰囲気は違いますが、新しい時代の門司が関人形として楽しむのも良いのではないでしょうか。

文字ケ関・柳瀨重朝作品

元祖ゆるキャラ勢ぞろいといったところでしょうか。柳瀨重朝さんの作品を紹介します。

まずは、桃太郎ご一行様。

こちらは、天神様と牛さんです。この表情、たまりませんね。

鹿と犬。大きく口を開いたわんこちゃんの表情に癒されます。

最後は猿と金太郎です。

どの人形も顔に特徴があり、一目でそれとわかる存在感がありますね。

参考までに。
【制作された種類】
土人形 和布刈神(三人一組)や三太郎(桃太郎、金太郎、浦島太郎)、河童や狸や狐の他に十二支等もあります。

どれも2~4cm位の小さなものだそうです。

柳瀬重朝さんの手による作品はなかなか手に入りづらくなってきていますので貴重ですね。大体の目安として、1000円~で手に入れることができますので、見つけたら即買いでいいと思いますよ。

今回は『柳瀬重朝作品・文字ケ関人形』についてのお話でした。

これからコレクションを始めようかなぁと考えている方にもおススメのアイテムです。ぜひ実物を手に入れ楽しんでください。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう。