其水・野田末吉作品「名古屋土人形」の紹介です

こんにちは。
以前、土鈴の記事で紹介した名工『其水・野田末吉』さん。今回は名古屋土人形の歴史とその作品たちを紹介していきます。

名古屋土人形とは

まずはじめに概要を説明します。明治初年に廃藩によって禄を離れた(現代でいうところの失業ですね)旧士族が熱田神宮の祭祀用土器の窯場であった名古屋の昭和区御器所付近で、京都伏見の製法に習って作り出されたのが始まりといわれています。

そして、明治・大正・昭和と続いた名古屋土人形の伝統も、平成元年に最後の製作者である『其水・野田末吉』さんがお亡くなりになり幕を閉じることになりました。

野田末吉さんは、市内各社寺の授与品縁起物や十二支、土笛、土鈴、さらには廃業した同業の型をも継承し意欲的に創作活動され、独特の風格ある作品たちを次々と世に生み出し続けました。

しかし、いくら時代の波とはいえ、廃絶してしまったことは本当に残念に思います。

其水・野田末吉さんの作品

今回は3点を選び、日記風にお話を進めたいと思います。

杵持ち兎

玩弄庵 其水・野田末吉さんの杵持ち兎です。

野田さんの作品は滅多に出てきません。久々の再会という感じです。

うさぎさん、杵を持っていますね。表情や目が可愛いです。鼻と髭と口のバランスがいいですね!!

こちらは後ろ姿です。其水の印銘があります。尻尾がちょろっと見えているのが又良いです。

後ろ姿のアップです。ススキでしょうか?線が細くて風に揺れているようですね。

うさぎの家紋は満月なんですね。家紋を満月にすることによって満月の夜にススキが風になびく様子が素敵です。

野田末吉さんの作品は心に残る絵付けや色合いだと思います。秋に飾りたい一品です。

子連れ

次は子連れ。

30cmを超える大型作品です。お母さんと男の子ですが、よく見ると妙に凛々しく大人びた感じが笑えますwww。

楽しくもあり、微笑ましい気分にさせてくれますね。

名古屋の作品は、手のひらサイズの比較的小さなものが多いのですが、これは30cmを超える大きさ。

ただでさえ廃絶になっている為、入手困難になっているうえに、このような大きな作品は希少です。割れ欠けもなく状態はとても良いです。

寝牛

大きさは角までの高さが、だいたい7cmぐらい。小さいけれど骨格に筋肉があるように見えますね。寝牛を題材にしたものは、日本各地で作られていますが、この名古屋の野田さんの寝牛はどびきり表情が凛々しい!!です。

こちらは後ろからの画像です。 後ろ姿のお尻と背骨、尻尾の回っている感じがリアル!しかもキュートです。『其水』の名前入りです。

顔です。凛々しい表情がいいですね。

というわけで今回は、名古屋の『其水・野田末吉』さんの作品から3点選び、紹介させていただきましました。

すばらしい作品が多いです。コレクションにもおススメです。ぜひ手に入れて楽しんでください。

あと、サムネの招き猫も野田さんの手によるもの。30㎝を超える大きな猫ちゃんです。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう。