【雛人形】桃の節句に飾りたい!郷土民芸から選んだ、お雛様6選

三月三日は『桃の節句・雛祭り』。

今回は、雛人形を題材にした郷土民芸品の中から6点を選び紹介していきます。
張子あり、土鈴あり、木のモノありです。

吉野雛

まずはじめに、世界遺産にも登録された「吉野の桜」で有名な、奈良県吉野の郷土玩具『吉野雛』を取り上げました。

吉野雛は永らく廃絶していたらしいのですが、昭和の時代に「太田新一(1907-1960)」さんによって復興されました。

古文書や古文献をもとに研究が重ねら復興した民芸品です。

その作品には桜の木を使ったものと、土人形の「古代吉野雛」の2種類が作られています。

木の土台に固定されています。着物の柄はお雛様が桜で御内裏様が梅です。愛らしいお顔ですね。こちらは土雛で「古代吉野雛」と呼ばれています。

下総の紙雛

2番目に紹介するのは、松本節太郎さんによって作られていた下総の紙雛です。

素材は、頭部は土製、土台は木、その他は紙で出来ています。他にも色々なタイプの雛があるようですが、今は廃絶してしまってもう手に入らないお品物です。

下総玩具は、戦後、松本節太郎(2004年没)さんが千葉県の柏の工房で作り始めた民芸品です。その種類はなんと1500もあったとか・・・。氏の亡き後、後継者がいない為に廃絶してしまいました。独特の世界観を持った作品群であっただけにとても残念に思います。

「竹とんぼ」に載せられた回想録では「売れそうなものなら次から次へと工夫し作りました。天神祭の時には天神、三月の桃の節句は土雛や紙雛、 稲荷の狐面、庚申に猿の面 大師の行事はだるま、寅年には首振り張子の虎、四季を通じて色々と作り、今ではどうにもならないほど種類が多くなってしまった。」と述べていたそうです。

三春張子のお雛さま

3番目に紹介するのは、福島県の「三春張子のお雛さま」です。デコ屋敷の橋本貞雄さんによる作品です。いい顔していますね。張子のお雛様です。

三春張子は福島県郡山で作られている郷土民芸です。江戸時代初期に始まったと伝えられています。

染色家人間国宝の芹沢さんも古い三春張子をコレクションされていましたね。その独特の表情が魅力的ですね。

古型博多 雛土鈴

こちらは、福岡県の古型博多の雛土鈴です。中ノ子勝美さんによる作品。凛々しく大人の雰囲気を持ったお雛鈴です。絵付けも繊細で美しいですね。

春日部張子 猫の雛段飾り

そして、さいごは埼玉県春日部市で作られている、張子の猫の雛段飾り(ミニチュア)です。五十嵐健二さんによる作品です。たまらなく可愛いですね!!

招き猫段飾りの全体像

お内裏様とお雛様

三人官女と五人囃子 招いてます!

右大臣 左大臣 仕丁

ちっさいのです。でも張子です。良くできてます。猫ちゃん 可愛い~~癒される ( ̄▽ ̄)  猫好きにとっては心躍る雛人形です。

猫マニアの心をわしづかみ!!!

今回のは、雛祭りに飾りたい雛人形6選のお話でした。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。まだ別の記事でお会いしましょう。