今回は、ソヴィエトの伝統的な郷土民芸品『キーロフのディムコヴォ( ヴャトカ人)ドール』についてお話をしたいと思います。
ポッテリした素焼きに色鮮やかな色彩。
『このポップ感』堪らないですよね!
インテリアのアクセントとしてもおススメです。という内容となっています。
キーロフ・ディムコヴォドールとは

ウラル山脈の西側にあるロシア・キーロフ州のディムコヴォ地方で作られている伝統的な郷土民芸品です。その歴史は400年も続いているというから驚きです。別名、ヴャトカドール とも呼ばれたりします。
低温で焼き上げ、ぽってりとした素焼きの陶器に色鮮やかな彩色を施し作られています。そして、その色彩は一目で「キーロフのもの!」と分かるほど、独特の鮮やかな色彩感覚を持ち合わせています。
400年も続いているという伝統的な民芸品ですが、まるで童話の世界から飛び出してきたようなポップ感も堪らなく魅力的!!な人形たちなのです。
また、動物や家族、生活の一場面等を題材にした愛らしい作品が多いのも特徴の一つとなっています。
ヴィンテージ・コレクション
手元に3点のキーロフ・ディムコヴォドールが残っていましたので、ちょこっと紹介して今回の記事を終わりにしたいと思います。
キョトンとした目や表情にもおおらかさが溢れていますね。3点共に、1970~80年代にかけてのヴィンテージです。
いっぱい集めて、並べて飾るのも素敵ですが、さりげなく、ちょこっと飾るのもおしゃれ?だと思いますよ。
ロシアには、魅力的なフォークアート(郷土民芸品)が沢山あります。一度には紹介しけれませんでしたが、またの機会に記事にしますのでその時はぜひご覧ください。
コレクションの為のワンポイント
これから集めようかなと思っている方のために、少しだけポイントをアドバイスしたいと思います。
1970年代以降の作品は、ほぼ現在作られているものと変わりませんので、特に年代にこだわらずコレクションされる事をおススメします。 状態や予算等を考慮しご自分の判断で気に入ったものをお求めになって良いのではないでしょうか。
どうしても、古いのモノが欲しいという方は、根気よく1960年代以前のモノを探すことになります。
なぜ1960年代以前なの?と思われるかもしれませんが、彩色に用いられる顔料が違うために雰囲気もだいぶ違ってくるからです。
ただし、日本国内では。そうそう簡単には手に入りません。海外のサイトをこまめに探すしか方法は無いと思います。
欲しいアイテムさえ見つけてしまえば、直接海外サイトから購入することは、昔みたにそれほどハードルが高くはありませんので、チャレンジするのも良いと思います。
あつめて良し、飾って良しのキーロフのディムコヴォ( ヴャトカ)ドール 。是非、実物を手に入れて楽しんでください。
今回は、『キーロフのディムコヴォドール。ポップな色彩が魅力です』いうお話でした。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございました。それではまた。