【富山の民芸品】郷土玩具や井波彫刻他・伝統工芸品を紹介します

今回の記事では富山県を代表する郷土玩具「富山土人形」や経済産業省の指定を受けた5つの伝統工芸品を紹介していきます。

郷土玩具

まずは、富山を代表する郷土玩具「富山土人形」です。

富山土人形
古代犬・渡辺信秀さんによる作品です

富山土人形

江戸時代後期に藩主の前田利保公が名古屋の陶工「広瀬秀信」を富山に呼び千歳御殿に窯を築いて千歳焼を作りはじめました。

その後、秀信の子、安次郎が陶器の傍らに天神臥牛を焼いて献上したのが富山土人形の創始といわれています。

以後、民間信仰と密着して発展し、縁起物や子供の玩具として制作されてきました。

ここの土人形は比較的粗い土で作られていて、また赤を基調とした彩色も特徴の一つとなっています。

富山の招き猫
招き猫

また、「福徳」と呼ばれる小さな土人形があり、本来は駄菓子のおまけとして作られていたようです。

福徳人形 富山
福徳人形のきつねと石灯籠
富山 達磨
ダルマと宝珠

座り天神・腰掛天神・福良雀・うぐいす・鳩・かに・鯛・鯛舟・宝珠・太鼓・鐘・金袋・ダルマ・桃・桃と童子・布袋様・犬・狛犬・狐・福助・招き福助・富士山・灯籠・鏡餅の25種類があります。

その他の諸玩具

富山獅子頭(廃絶)、高岡一本角の獅子頭、越中ダルマ凧、初午のわら馬や、動作を楽しむユニークな木引人形、五箇山の紙朔人形、蛇の目土鈴、宇奈月温泉の土鈴などがあります。

五箇山の紙朔人形
五箇山 獅子頭
宇奈月温泉 土鈴
宇奈月温泉 土鈴本舗 清進堂製

富山の伝統的工芸品

富山県には、経済産業省の指定を受けた伝統的工芸品が5つありますので、順に紹介していきます。

高岡銅器

高岡銅器
獅子摘 象嵌香炉

19世紀中ごろより高岡市周辺で作られている鋳造銅の工芸品です。

熟練した職人による鋳造技術と彫金や象嵌等の技法を用いて装飾されます。

繊細でありながらも力強さをも兼ね備えた工芸品です。

おススメ⇒高岡銅器を手に入れよう!!

高岡漆器

江戸時代初期の創始とも伝えられる高岡漆器。その作品は、青貝塗・勇助塗・彫刻塗の3つの技法による作品に分けられます。

1.螺鈿装飾の「青貝塗」。

青貝と呼ばれる貝がらの光沢がある部分を薄く削って細片を作り、それを組み合わせて花鳥や山水などを表現する技法です。

2.江戸時代末期に石井勇助によって生み出された「勇助塗」。

中国の明時代の漆器の研究を重ねて生み出された技法です。また、文様も中国風の意匠を錆漆で描き、青貝・箔絵・玉石等で装飾されます。

3.堆朱・堆黒の技法をもとにした「彫刻塗」。

木彫の素地にに朱や黒漆を塗り重ね、草花や鳥獣、牡丹や孔雀、青海波などを彫刻して装飾する技法です。

井波彫刻

井波彫刻

18世紀に創始されたと伝えられている井波彫刻は、富山県の南砺市で製作されている木彫の工芸品です。素材には、楠や桐、欅が使われます。主に欄間や置物、衝立などの作品が作られています。

鑿や彫刻刀を200本以上を駆使して彫刻され、硬度な職人の技術を持って躍動感ある作品が生み出されていきます。また、「透かし深彫り」と呼ばれる、両面から彫刻し躍動感ある作品は匠の技術の高さを象徴しています。

おススメ井波彫刻を手に入れよう

越中和紙

越中和紙は、富山県朝日町、八尾町、平村周辺で作られている和紙の総称です。三つの生産地に分類され、それぞれ用途の異なる和紙が作られています。

  • 五箇山和紙(障子紙や書画、版画用)
  • 八尾和紙(加工品の素材としての型染め模様紙)
  • 蛭谷和紙 (書画用)

庄川挽物木地

富山県高岡市や砺波市他、広域で作られている挽物です。主にケヤキが使用され、美しい杢目を楽しむことが出来ます。1978年に国の伝統工芸品に指定されました。

以上が富山県の郷土玩具と伝統工芸に課する記事でした。最後までお付き合いくださりありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう。